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長いタイトルだ。もともと英語には、lock, stock and barrelという成句がありまして(全部、すっかり等の意味)、さらにこの成句の各単語は、もともとライフルの銃身、銃床など、ライフルの各部分を指す言葉でもあります。
そして最後まで見ると、このタイトルとストーリーの中身がぴったりマッチしていることが分かり、なんとオシャレなタイトルなのかと感動するのであります。ま、そんな説明はここまでにして…。
イギリス版「パルプ・フィクション」といった感じ。いや、パルプ・フィクションよりも構成が凝っている。こういう制作側の「努力」が伺える作品が好きだ。低予算と聞いたが、頑張ればここまで面白い映画が作れるという手本でもある。話の筋書きだけでなく、カメラワーク、編集、音楽も秀逸。
本作のもう一つの楽しみは、コックニーを楽しめるというもの。本作では、英語をしゃべっているのに、英語の字幕が出る箇所がある。それだけ、イギリス人でも分からない表現、発音なのだということなのだろう。
監督のガイ・リッチーは、マドンナの元旦那さん。最近はどうも仕事も不調らしいが、ぜひまた面白い作品を撮ってほしいものです。