ウルフ・オブ・ウォールストリート  The Wolf of Wall Street

<あらすじ>レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が5度目のタッグを組み、実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートのセンセーショナルな半生を描いた。22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダンは、学歴もコネも経験もなかったが、誰も思いつかない斬新な発想と巧みな話術で瞬く間になりあがっていく。
26歳で証券会社を設立し、年収4900万ドルを稼ぐようになったジョーダンは、常識外れな金遣いの粗さで世間を驚かせる。全てを手に入れ「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになったジョーダンだったが、その行く末には想像を絶する破滅が待ち受けていた。(映画.comより)

主人公のディカプリオ演じるベルフォート氏は、仕事の上では天才的な切れ者で、人間関係もすごく器用な人物に描かれている。だからこそ、自身も大きな成功を収め、どんどん人も付いてきて、会社も大きくなった。でも同時に、多くの客をいいように言いくるめ、ときに騙し、ズルズルと証券取引上の犯罪にも手を染め、私生活でもメチャクチャな放蕩に走った。

こういう人を批判するのは簡単だ。しかし、世の中の多く人が、ここまで仕事の才能に恵まれていないし、ここまで好き放題できるほど稼ぐことができない。そういう意味で、誰もが、もしここまで有能で、器用だったら、いろんな誘惑にどんどん負けて、破滅に向かって堕ちて行く可能性もあるかもしれない。

「ウォール街」とか、シリアスな金融物ではなく、狂気に満ちたハチャメチャなコメディ。そこがいかにもスコセッシらしく、彼の個性が色濃く出た作品とも言える。ディカプリオも、イケメン俳優であると同時に、怪優、性格俳優という感じが板に付いて久しいが、クレイジーな怪演、名演を存分に見せてくれる。また一つ、ディカプリオとスコセッシのコンビが好きな人にとって、手放せない一作が仕上がった観がある。

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