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ここ数年、中東とアメリカの関係を扱った優れた作品がいくつか世に出ている。具体的には、「シリアナ」、「キングダム-見えざる敵‐」など。この作品も、同じテーマを扱っている。ちなみに、原題は「包囲攻撃」の意、邦題は「戒厳令」の意。それぞれ、本作の趣旨を正確に反映している感じ。
最初に、今いちと思った点を書くと、典型的なハリウッド商業主義の娯楽作品の映画で、底が浅い。リサーチも甘いし、ディテールにこだわりがないので、リアリティが薄い。役者がデンゼル・ワシントン、アネット・ベニングなどを起用しながら、この底の浅さは制作サイドの問題か・・・。ちょっとがっかり。
しかし、1998年製作の映画で、2001年の同時多発テロを、ここまで正確に予期した点は驚愕。現実は、映画をはるかにしのぐスケールで起きたが、ここまで正確に予期した点は脱帽。いま、ブッシュ政権下でのテロ容疑者への尋問や拷問の方法が問題になっているが、そういう要素も描いており、正確に未来を先取りしている。
しかし、ブルース・ウィリスという役者は、分野を問わず、完全に娯楽作品向けの役者だということを改めて確認した。つまり、この人が登場すると、どんなに集中して見ていても、これが映画なのだという現実に一気に引き戻される。ただ、ダイ・ハード・シリーズなどでの活躍は評価に値するところで、それはそれで、この人の持ち味なのだろうという気がした。
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