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原題が戦場の狂気を鋭く表していているのに対し、邦題は困ったもの。本作は、1994年に起きたルワンダでの大虐殺を描いた作品。ホテル・ルワンダはルワンダ人の視点から事件を描いていたが、本作は現地にいた外国人の視点から事件を捉えている。
事件が起きた1994年の少し前には、ボスニアで組織的な民族浄化が起き、ソマリアでは米兵多数が虐殺されて米軍が撤退するなど、国連の安全保障理事会では、こうした途上国での残虐な民族紛争に、どう対応すればよいか議論が沸騰していた。
国連軍を投入しても、加害者と被害者を精密に選り分けて、加害者だけを制裁することは難しい。また加害者側が当事国の政府と一体である場合もあり、そういうとき内政不干渉を盾に介入を拒まれた。
だから、すごく注意深く、及び腰で介入するのだが、そうすると多勢に無勢で逆にボコボコにやられてしまう。だから、国連軍に部隊を出す先進諸国の世論は、こういう途上国の虐殺に介入するのはやめよう、しょうがないから放っておこうという方向へどんどん傾斜していった。そして、それがそのまま安保理の冷淡な姿勢につながり、現場での対応を導いた。
ところで、原題の意味は映画の中に出てくるエピソードに由来している。当時の現場の狂気を象徴しており、胸に刺さる。
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