ディア・ハンター [DVD]
posted with amazlet at 13.11.03
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2007-06-14)
売り上げランキング: 20,652
売り上げランキング: 20,652
ディア・ハンター、鹿の狩人、である。要所要所で鹿狩りのシーンが出てくる。しかし、この映画はとてもメッセージを汲み取りにくい映画である。
有名な映画なので荒筋は省くが、この鹿狩りでの「One shot, One kill」という言葉が、後に出てくるベトナムでのロシアン・ルーレットのシーンと絡んでいるのは分かる。しかし、これは何を意味するのだろうか。
紅一点のメリル・ストリープが美しく可憐。クリストファー・ウォーケンの鬼気迫る演技も秀逸。ジョン・サベージも入院中のときの心身ともに憔悴しきった演技がリアル。ロバート・デニーロ、言うことなし。故ジョン・カザール、ピストルをもてあそんでいてデニーロに怒られてヘコむシーンが○。
あとアクセルという名前で出てくる巨漢の男は、製鉄所で実際に働いていた男性を、撮影現場で話していて気が合ったというだけでリクルートして、出演させてしまったらしい。つまり、素人。しかし信じられないほど、これらの超名優たちに溶け込んでいて、違和感が全くないのはスゴイ。
ベトナム戦争映画として、北ベトナム軍をいたずらに残虐に描いている、米軍の残虐性を描いていないという批判が多い。確かにその通り。北ベトナム軍やサイゴンのその筋の者が、あんなロシアン・ルーレットをやっていたという確証はなく、ただの脚色だという話も聞く。そういう意味では、真面目に見る人にとっては、ミスリーディングなところはある。
しかし、それはさて置いても、マイケル・チミノ監督は、この映画で何を語りたかったのか。いろいろ資料を見ても分からない。ただし、一回見ると、脳裏に焼き付いて忘れられない映画であることは確か。音楽も、しばらく頭の中で鳴り続ける。
![ディア・ハンター [DVD]](https://ecx.images-amazon.com/images/I/41GVj1eBqRL._SL160_.jpg)