大いなる陰謀  Lions for Lambs

大いなる陰謀 (特別編) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2010-06-25)
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もはや何も言うまい、洋画の邦題については・・・。これも、原題の意図を外した邦題になっている・・・。最初に言っておくと、本作に「陰謀」は存在しない。

Lionsとは賢者、Lambsとは愚者のこと。前者は良識と勇気ある一部の国民を指し、後者は国を動かす政治家と官僚のことを指している。具体的には、政治家が始めた対テロ戦争に、国民がどのように関わってきたか、またどう関わるべきかということを言っている。

政治家が、自分をアピールするために不要な戦争を推進するのは、古今東西変わらない。そこで、こういう愚策に、国民がどう向き合うかが問題になる。ただ、シラけて無視するのか、それとも能動的に関わって現状を変革しようとするのか、どちらの態度を取るべきかというのが本作のテーマのようだ。

戦場の教え子を見守る大学教授にロバート・レッドフォード、対テロ戦争の新戦略を取材する記者にメリル・ストリープ、その新戦略を画策する政治家にトム・クルーズという豪華な陣容。この三人が、戦争の政策をめぐって火花を散らす。現代の戦争がどのように行われているのか、実務レベル的な冷めた視点で描いているのも、ハリウッド映画としては新鮮。

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