スポーツ」タグアーカイブ

マネーボール  Moneyball

マネーボール [DVD]
マネーボール [DVD]

posted with amazlet at 12.09.16
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2012-10-03)
売り上げランキング: 3090

<あらすじ>元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、アスレチックスのゼネラルマネージャーに就任する。チームはワールド・チャンピオンになるには程遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。あるとき、ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)というデータ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい……。(「シネマトゥデイ」より)

どんな職場にも、根性や経験を重視する価値観と、データやロジックを重視する価値観の衝突というのはあるだろう。本作は、データとロジックを重視するビリー・ビーンが華々しい活躍をするサクセス・ストーリーを描いていて、とくに同じ価値観を持つ人々にとっては胸がすく思いがするだろう。

しかし、そんなビリー・ビーンも最近では苦労の連続であることが、ググるとよく分かる。今でもアスレチックスの現役GMだが、思うように行かないことが多いようだ。

それでも、だからと言って、ビリー・ビーンが作り上げたマネーボール理論(セイバーメトリクス)の価値が減じるわけではない。物事には、経験や勘のようなアートの世界と、データとロジックから成るサイエンスの世界の両面がある。前者だけに依存していた米野球界に、後者の要素を持ち込み、その妥当性を証明したビリー・ビーンの功績は大きい。映画は、彼の個人的な部分も丁寧に描いており、人間ドラマとしても見応えがある。

人気ブログランキングへ

しあわせの隠れ場所  The Blind Side

しあわせの隠れ場所 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2010-11-23)
売り上げランキング: 400


2009年に、NFLのアメフト・チームにドラフトで指名入団したマイケル・オアーのエピソードを描いた実話に基づく作品。

夫はレストラン・チェーンのオーナー、自らもインテリア・デザイナーとして成功を収めるリー・アン(サンドラ・ブロック)は、ある晩、雨に濡れながら一人で夜道を歩くマイケル・オアー(クィントン・アーロン)を、車中から目にする。彼を放っておけなかったリー・アンは自宅に連れ帰り、マイケルの複雑な境遇を知ることとなる。一家は、マイケルの境遇と人柄を知るにつれ、彼をかけがいのない存在だと感じるようになり、マイケルを一家に迎え入れる決断を下す。マイケルは、新しい環境にも徐々に慣れ、高校でフットボールの才能を徐々に開花させていき…。

本作は実話に基づく作品ではあるが、映画としてストーリー構成や登場人物を巧みに使い、人間にとって最も大切なものは、生まれ育ちではなく、ましてやカネではなく、さらに頭の良さや運動神経でもなく、心の美しさだというメッセージを伝えようとしているようだ。ただし、キレイ事ではなく、単なる美談の次元を超えて、人を助けることの難しさについても、マイケルの過酷な境遇や、強者が弱者を助けるときに陥りがちな傲慢の危険性を通してリアルに描いている。

原作の「ブラインド・サイド」(死角、盲点)とは、アメフトの攻撃のかなめとなるクォーターバックの利き手と逆側の死角エリアを指す。通常、このエリアはオフェンシブ・タックルの担当となる。クォーターバックは、パスプレイの際に体を効き手側に開くため死角になりやすく、このブラインドサイドを守るオフェンシブ・タックルには、特に高い身体能力が求められるとされている。

言うまでもなく、マイケル・オアーは、このブラインドサイドを担当するオフェンシブ・タックルの選手。また、マイケルはリー・アン一家に助けてもらって幸せな人生を切り拓くことができたわけだが、リー・アン一家もマイケルを助けて、思わぬ「死角」に幸せがあったことに気付かされたわけだから、「しあわせの隠れ場所」という邦題は、なかなか考え抜かれたタイトルです…。

人気ブログランキングへ

レスラー  The Wrestler

レスラー [DVD]
レスラー [DVD]

posted with amazlet at 13.11.03
Happinet(SB)(D) (2013-07-02)
売り上げランキング: 4,665


30歳くらいまでは夢を見れる。しかし、30歳を超え、40歳を超え、となってくると、夢を追うよりも、現実に追いかけられるように人生が切り替わってきて、頭の切り替えが必要になってくる。

かつてプロレス界を一世風靡したレスラー、ラム(ミッキー・ローク)は、いまや肉体の故障に悩まされ、地位も名誉も金も、さらに家族まで失い、孤独で苦しい毎日を送っている。

スーパーの肉屋のパートで貧しい生活を支えながら、ときおり場末の試合に出場する。肉体と精神が悲鳴をあげるような苦しい生活の中、心の拠り所を求めて彷徨するラムが見つけた自分の存在価値とは…。

主人公ラムの姿が悲しく、切ない。これは、ラムを演じるミッキー・ロークの姿が、かつて一世風靡した当時と比べ、あまりに容貌が変わってしまっていることもあるかもしれない。

ラムの人生の一面が、自分と重なり、ミッキー・ロークとも重なる。マリサ・トメイの体当たり演技も素晴らしい。悲しく、切なく、心迫る名作です。

人気ブログランキングへ

クール・ランニング  Cool Runnings

クール・ランニング [DVD]
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2006-01-25)
売り上げランキング: 4416


常夏の国ジャマイカから、冬季オリンピックのボブスレーに代表選手が出たというのは、今でもうっすらと覚えている。本作は、1988年カルガリー・オリンピック大会に実際に出場したジャマイカ・チームの顛末を描いた実話に基づく作品だ。

コースを疾走するボブスレーのスピード感が凄い。走行中にボブスレーが横転して、ヘルメットが側壁に擦られながらコースを疾走するシーンなどは、自分の首が折れるような感覚に襲われる。その辺のリアリティが凝っている。

今は亡きジョン・キャンディが、コーチ役で出演。周りを固めるジャマイカのナショナル・チームのメンバーも個性豊か。他国チームからだけでなく、ジャマイカ政府、果ては家族からさえも、「やめろ、やめろ」と言われ続けながら、オリンピック出場を果たし、ついに・・・。あとは見てのお楽しみ。

人気ブログランキングへ

ルディ  Rudy

ルディ [DVD]
ルディ [DVD]

posted with amazlet at 10.12.13
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2009-09-02)
売り上げランキング: 1561


アメリカの田舎町に住むアメフト好きの少年が、努力を重ねて、自分の夢を実現するという実話を元にした映画。

少年ルディは背が小さく、勉強も得意でなく、まわりにいる兄弟や友人と比べても、とてもカレッジ・フットボールで活躍できるような器ではなかった。しかし、そんな彼が名門ノートルダム大学の超エリート・フットボール・チームを目指して、猛烈な努力を重ねる。

意思あれば、道開ける、ということを地で行ったようなストーリーだ。とにかく熱意と行動力が凄まじい。ノートルダムに入学し、さらにそこのアメフトのチームに入るという難関を突破するために、必要なあらゆる門を叩いて、叩いて、叩きまくる。勉強とアメフトの練習も、一切手を抜かない。

本作を観て思ったことは、自分の夢や目標をがむしゃらに追うことの尊さ。誰にでも心身の限界があり、また時の運や、様々な社会的な制約もあり、夢や目標が自分の想像どおりに叶うことは少ないかもしれない。しかし、夢や目標を目指して、がむしゃらに頑張る中に「成功」があると感じた。

目標を追う中で、もし手を抜いたり、途中放棄したら、それは結果に関わらず、その人の心に傷を残す。しかし、それを徹底的にやり抜けば、たとえ大失敗に終わっても、それはその人の中に「成功」体験となって、生きる力となるのかもしれない。

人気ブログランキングへ