バンドオブブラザーズ」タグアーカイブ

パシフィック  The Pacific

【通常版】 THE PACIFIC / ザ・パシフィック コンプリート・ボックス [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2011-07-15)
売り上げランキング: 1626
【通常版】 THE PACIFIC / ザ・パシフィック コンプリート・ボックス [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2011-07-15)
売り上げランキング: 338


スティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクスらの共同監督による第二次世界大戦の太平洋戦線を、米軍の視点から描いた長編テレビドラマ。アメリカでは昨年放映されたが、日本では今夏初めてDVDとブルーレイが発売された。

最前線を戦った3名の海兵隊員の手記をもとに、ガタルカナル、ペリリュー、硫黄島、沖縄と続く太平洋戦線における転戦の様子が描かれる。手記を書いた3名も、そのまま実名で登場する。いたずらに米軍を美化したり、日本軍を軽視、蔑視することなく、米軍による残虐行為もしっかり描かれている点が、これまでの似たテーマの作品と一線を画す。

また、本作のもう一つの特徴は、戦争によって兵士一人ひとりの肉体も傷つくが、同時に心も傷つき、精神が崩壊していく様子も等価に描いている点。3名の海兵隊員のうち一人は、精神病棟への入退院を繰り返し、もう一人は、もともと特に高潔な心を保っていたが、様々な戦場体験により、心がケダモノのように変化していく。

戦争が、観念的な意味ではなく、本当に地獄だということが改めてよく分かる作品。そんなわけで、途中には心が落ち込むシーンも多い。しかし、最後まで見ると、なぜか心の中に清涼感が広がっていく。それは、監督のストーリー構成における手腕によるところもあるのだろう。

スティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクスの共同監督による作品には、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を描いた「バンド・オブ・ブラザーズ」がある。こちらもリアリティ重視の長編作品。比べて観るのもおもしろいかもしれない。

バンド・オブ・ブラザーズ   Band of Brothers

バンド・オブ・ブラザース DVD コンプリート・ボックス
ワーナー・ホーム・ビデオ (2013-08-07)
売り上げランキング: 1,859


プライベート・ライアンのスタッフとキャストだったスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが制作を主導、第二次世界大戦の欧州戦線を描いたテレビ映画。実話に多少の脚色を加えた内容。全10話で10時間以上の放映時間とかなり長いが、ぜんぶ通して観る価値はあった。

戦場に置かれた軍隊組織というのは、ある意味で組織管理(マネジメント)を学ぶ上での究極の教科書だ。組織の運営、上下関係、同僚との関係、部下の統率などなど、本作には組織を生き抜く上での様々なヒントも隠されている。

また、本作では、個人の精神状態が、その人の総合的なパフォーマンスに決定的に影響することも描かれているように思う。戦争のような肉体的な強さが何よりも求められる環境でさえ、精神状態が本人と周囲の人間関係に大きく影響することが示されている。

精神的に安定している人は、人間関係を良好に保ちながら、一定の成果を上げていくことができる。逆にそうでない人は、他の条件がすべて揃っていても、様々な問題に巻き込まれ、また問題を作り出してしまうことが少なくない。

あまり心理的な深読みはしたくないが、本作のテーマの一つは人間関係なのかもしれない。それは、本作のタイトルからも何となく読み取れる。

人気ブログランキングへ