チェ 28歳の革命  Che: Part One

チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]
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エルネスト・チェ・ゲバラに関する映画は数多く制作されており、実に玉石混合である。その中でも、本作は、ソダーバーグ監督、デルトロ主演という手堅い陣容で、期待を持って観た。そして、期待は裏切られなかった・・・。

ゲバラというと、とかく英雄的に祭り上げられがちである。喘息持ちだったという肉体的弱点でさえ、「喘息持ちだったのに、20世紀最大の革命の立役者になった」という具合に、祭り上げるための言い分として利用される始末である。

しかし、本作はそういう底の浅いアプローチを取ることなく、時代考証などもしっかり固め、史実に忠実に、等身大のゲバラを描き出している。そうした良い意味での冷めた距離感に好感を持った。

革命中の様々な戦闘、そこに交錯する人間模様なども、かなり具体的に描き込んでいて、調査に手間をかけているのが分かる。前にも書いたが、こういう手間のかかった映画が好きだ。制作やキャストの自己満足でなく、観る人のことを考えて作っていることが伝わってくる。もう一つの「39歳 別れの手紙」も近いうちにぜひ観てみたい。

しかし、いろいろ調べてみて分かったのだが、キューバ革命というのは、このアルゼンチン人のゲバラだけでなく、カストロ兄弟もスペイン人移民2世で、中心人物はみな「外人」だったということだ。やはり、よそ者の方が物事を大局的、俯瞰的に見ることができるのだろうか・・・。

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