第二次大戦中のドイツ軍が、イギリスのチャーチル首相を静養先の保養地で誘拐しようとした作戦を、ドイツ軍の視点から描いたアメリカ映画。
一言で言えば、古き良き時代の戦争映画。似た空気の戦争映画としては、「遠すぎた橋」、「ワイルド・ギース」などが挙げられるように思う。オールスター・キャスト、予定調和のストーリー展開というところが似ている。
こうした昔の戦争映画のキャストやスタッフには戦中派の人も多く、従軍経験のある人も結構いる。それでも不思議なことに、最近の戦争映画(たとえば、プライベート・ライアンなど)に比べると、リアリティに欠けるのは不思議なことだ。
たぶん、むかしの戦争映画の作り手にとって、戦争は実体験の一部なので、あえてリアリティを追求するより、娯楽作品としての面白さを追求する方に関心が向いたのかもしれない。
やはり、どうしても気になるのは、ドイツ人がブリティッシュ・アクセントの英語をしゃべるところ。映画の登場人物にとって、使用言語は個々の人物像を構成する重要な要素だ。こういう分かりやすさ優先の設定はハリウッド映画では当たり前だが、どうも慣れない。
それでも昔の戦争映画は、それなりに見ごたえがある。それは役者の演技の巧さによるところが大きい。本作でいえば、マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド(24のキーファーのお父さん)、ロバート・デュバルなど、やはり当時から大御所の貫禄という感じ。
やはり、昔の映画は良い。最近の映画も、とても良い作品があるが、やはり、繰り返しになるが、70年代は秀作の宝庫だ。
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