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トゥルー・グリット  True Grit

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<あらすじ>トム・チェイニーなる男に父を殺害された少女マティは、彼が逃亡した先住民居留地にひとり向かい、金品を売り払って悪名高い保安官・コグバーンに復讐の助力を依頼する。娘ひとりでの仇討ちなど夢物語、とマティの依頼を一笑に付したコグバーン。

しかし、チェイニーを生け捕ろうとするテキサス・レンジャーのラ・ビーフの協力を得て、ようやくコグバーンはチェイニー追跡に乗り出す。足手まといになるとの彼らの罵声を意に介さず、ただ一頭の愛馬とともに追ってきたマティを含めた三人組は先住民居留地に踏み入り、チェイニーがお尋ね者ラッキー・ネッド一味と合流していることを知って、彼らを待ち受ける。少女の復讐は果たして無事行なわれるのか。(Wikipediaより)

久しぶりにいい映画を見た。あらすじとしては上記のとおりだが、凄腕の保安官だがアル中のコグバーンを演じるジェフ・ブリッジズ、しっかり者の小娘マティを演じるヘイリー・スタインフェルド、エリートだが狡猾さの欠けたテキサス・レンジャー、ラ・ビーフを演じるマット・デイモンの3人の絡みが最高。

原作は1968年の小説で、出版直後にジョン・ウェイン主演で映画化もされている。実話をベースにした物語がとも思わさせるリアリティだが、そうでもないらしい。しかし、観た後の感覚が何とも心地よい。

人生の過酷さ、味わい深さ、そんなことを思わせる深い映画。コーエン兄弟の監督作品。相変わらず、人物描写が一歩抜けている。スピルバーグが製作総指揮に入っているのも、良い影響を与えたのかもしれない。

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バーン・アフター・リーディング  Burn after Reading

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ノー・カントリー、ファーゴを作ったコーエン兄弟の作品。サスペンス・コメディのテイストを持った不条理劇という点が、これらの作品と共通している。

とくにファーゴと似ていると感じたのは、同じ女優さん(フランシス・マクドーマンド)が出ているからか。ファーゴと本作に共通しているのは、不条理なドタバタ劇を通して、人間の弱さ、愚かさをドライに描いている点。人間は、どれほど社会的な地位があっても、優しい家庭人として歩んでいても、しょせん自己中心的で愚かな存在だということを改めて思わされる。

ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコビッチ、ティルダ・スウィントンといった大御所が、愚かでダメな人間を面白おかしく演じている。とくにブラピのアホ男の演技は衝撃的ですらある。こういう名優が、アホな人々を演じているのを観て、人間は一人ひとりかけがえのない存在だが、同時に愚かで弱い存在でもあると感じました・・・。

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ミラーズ・クロッシング  Miller’s Crossing

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ファーゴ、ノー・カントリーでも有名なコーエン兄弟のフィルム・ノワール作品。禁酒法時代の米国東部でのマフィアの抗争を描いている。

しかし・・・、私は個人的に、映画を観ると、どうしてもそのメッセージ性や意味を探ってしまうので、正直言ってこういう映画は難しい。たぶん、こういう映画はメッセージを汲み取るというより、その雰囲気を純粋に楽しむものなのだろう。

アルバート・フィニーがメチャクチャ若い。ガブリエル・バーンが、所詮どんな仕事も頭脳だというほどの頭の切れを見せる。森の奥深くにあるミラーズ・クロッシング(ミラーの十字路)の映像が美しい。ここでの撮影には、撮影監督が天候条件や使用フィルムに特にこだわったようだ。

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ノー・カントリー   No Country for Old Men

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こういうサスペンス系は心臓に悪いと思いながらも、つい見てしまう。コーエン兄弟がアカデミー賞を取りまくった作品。コーエン兄弟というと、ファーゴを思い出すが、似たタッチの作品。

ファーゴと共通するのは不条理劇という点だが、この作品はさらにも増してドライで不条理。とくに、多くの観た人が指摘している通り、終わり方は、えっ!???という感じ。

ストーリー構成は、論理的でわかりやすい。しかし、主役のヒットマン(ハビエル・バルデム)の行動原理は、常軌を逸しており、理解不能。ただ、その圧倒的存在感が、本作の個性であり、見所であり、魅力でもある。

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